(有)橋本徳雄設計事務所

大平町コミュニティセンター（隣保館）

地域に親しまれ、よく利用される施設を目指して。

靴を脱ぐことなく館内（和室を除く）を利用できます。

靴を脱ぐ行為が一種のバリアーとなり、オープンな利用を

阻害する面があります。

これまでの公民館施設ではすべて下足を脱ぐ利用でしたがここでの試みは成功し、各種のイベントやサークル活動、セミナー等の場として多くの利用者を集め、地域に定着しています。

​

外観フォルム

建物2棟を南東側の広場を囲むように配置し、急勾配屋根で住宅街に調和する外観となっています。妻面は大きな半円形の開口部でインパクトあるモダンで楽しげなものとなっています。

​

インテリア

切妻の屋根型のままに勾配の天井となり、各所の低みと高みがある変化と緊張感ある特徴的な空間を構成しています。1階多目的ホールは小さなステージを備えた勾配天井のゆったりしたホールです。階段室を上がると勾配天井に楔型の梁で構成された狭間的空間の下に、カーブを描くガラスブロックの壁の階段ホールや研修室…と多彩な表情の空間です。和室は館内の雰囲気に合わせて数寄屋風意匠でモダンに構成されています。